デジタル運転日報と
タイムレコーダーやETCとの連携で、
経営戦略や労務管理などの
データ分析を踏まえた戦略的DXへ
株式会社拓洋
専務取締役
加藤正道 氏

会社紹介をお願いします。 |
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弊社は倉庫業として1973年に創業し、以降は保管、配送、流通加工と事業を拡げ、物流全般をワンストップで担う3PL業者として発展してまいりました。
営業拠点は15箇所にまで増え、首都圏物流に適切な立地である埼玉県南部を中心として関東一円をカバーしております。
現在の事業展開は「物流事業本部」で営業倉庫、輸送業務、物流施設のリーシング業務をするほかに「トランスロジ事業本部」では流通加工やオフィス移転の業務を担っており、さらに「建設事業本部」では物流施設だけでなく、オフィスや店舗の新築、改修、インテリアなどの工事を請け負っております。
輸送業務に関しては、地元に根差した企業として長年培った信頼できる協力会社とのネットワークを駆使して輸送のニーズに沿った車種をご用意し、あらゆる商品の配送に対応しております。
越谷流通団地内の共配センターでは、ドライ商品を中心とした共同配送を展開中です。
運送DXの導入のきかっけを教えてください。 |
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弊社は、配車業務、請求業務、運行管理など様々なITを導入し、活用して参りました。
しかし、本当にその選択が正しいのか、もっと本質的な改善が出来るのではないかと、いろいろと悩んでいました。そんな中で、運送事業者が集まる勉強会で、グローバルナレッジ社の講演に参加したことをきっかけに、DXの取り組みに関するコンサルティングを受けることとなりました。
そして、現状の業務フローの可視化、分析を経て、業務自動化の検討を行いました。
その結果をカイゼンDX実施計画書にまとめ、経営会議の承認を経て、具体的な開発等に着手しました。
しかし、本当にその選択が正しいのか、もっと本質的な改善が出来るのではないかと、いろいろと悩んでいました。そんな中で、運送事業者が集まる勉強会で、グローバルナレッジ社の講演に参加したことをきっかけに、DXの取り組みに関するコンサルティングを受けることとなりました。
そして、現状の業務フローの可視化、分析を経て、業務自動化の検討を行いました。
その結果をカイゼンDX実施計画書にまとめ、経営会議の承認を経て、具体的な開発等に着手しました。

現在の状況はいかがでしょうか。 |
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長年、紙ベースの運転日報をドライバーが作成し、管理する運用を行ってきました。
しかし、ドライバー毎に記入した情報の正確性に課題があるだけでなく、本当に必要な情報が収集できているのか疑問を持っていました。DX実施計画に基づき、デジタル運転日報の導入を決定しましたが、重要なデータを収集できるレイアウトや操作性など様々な角度で検討を行いました。
特に、荷待ち時間を正確に収集し、運賃交渉に活用すること、誤配防止のためのナビ連携の機能なども盛り込みました。更には、タイムレコーダーやETCのデータを取り組む機能も追加しました。
新たに4G回線付きタブレットを導入し、デジタル版運転日報が完成し、約50名のドライバーを対象に講習会を行い、仮運用をスタートさせ、本格運用に向けて進んでいます。
並行して、DXの本命であるデータ活用の検討を進めており、カイゼン系から戦略的なDXに向けて準備を進めているところです。
今後、どんな効果を期待していますか。 |
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また、従業員の勤怠情報が「見える化」が可能になるため、特定の従業員への負担を減らしやすくなると共に残業を削減することで、社員が健康的に活躍することができると考えています。
結果、社員の満足度は向上し、離職率が下がり、社員が定着することにより業務に慣れた人が増えるので生産性が向上することが期待されます。
また、運賃交渉の際にデータを活用することにより、スムーズに交渉が進み、見えてきた課題に対し施策を講じます。

GKIのサービスはいかがですか。 |
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DX実施計画の内打合せの際には、冊子を使い、分かりやすく丁寧に説明をして頂きました。
ドライバーへのデジタル運転日報講習会に関しても、取扱いが出来ない人も出てくるのではと、懸念していましたが、操作が簡易で、分かりやすく説明をして頂いた事もあり、全員が問題無く取扱う事が出来ました。また、要望や急なレイアウトの変更など、ご迷惑をお掛けしましたが、迅速に対応して下さいました。ご担当者様、関係者様の応対も大変素晴らしく思います。
本格運用に向けて引き続き宜しくお願い致します。